✅ 宮崎吾朗監督:「アーヤと魔女」で今までにないジブリヒロイン したたかさも
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✍ スタジオジブリが作る初の全編3DCG長編アニメ「アーヤと魔女」が、12月30日午後7時半からNHK総合で放送される。同作の監督を務めるのが、劇場版アニメ「ゲド戦記」「コクリコ坂から」で知られる宮崎吾朗さんだ。同作の主人公のアーヤ・ツールは、周囲の人を操って自分の思い通りにさせることが特技で、宮崎吾朗監督は「これまでのジブリにはいなかったタイプのヒロイン」と感じているという。ともすれば嫌な女の子にも見えてしまうアーヤだが、「生きていく上でのしたたかさは、いつの時代も必要」と語る。新たなヒロイン・アーヤの魅力を聞いた。 ◇“人を操る”新たなジブリヒロインの強さ 「アーヤと魔女」は、劇場版アニメ「ハウルの動く城」の原作を書いた英国作家の故・ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの児童文学「アーヤと魔女」が原作。自分が魔女の娘とは知らずに孤児院で育った10歳の少女・アーヤがある日、奇妙な家に引き取られ、意地悪な魔女と怪しげな男と共に暮らすことになる。誰もが自分の思い通りにしてくれる孤児院で育ったアーヤは、生まれて初めて“思い通りにならない”という壁にぶつかるも、周囲の人を操り自分の思い通り思いさせるという特技で反撃を始める。 原作の原題は「EARWIG AND THE WITCH」。EARWIGは和訳すると「ハサミムシ」の意で、宮崎吾朗監督は「イギリスの古い言い伝えだと、寝ている間にハサミムシが耳の中に入って脳みそを食べる。それが転じて耳元でささやいて人を操るというニュアンスがある」と説明する。英語の原作ではEARWIGがヒロインの名前になっており、日本語版の「アーヤと魔女」(徳間書店)でアーヤ・ツール(操る)と訳された。 アーヤは、一緒に暮らすことになった魔女のベラ・ヤーガや、謎の男・マンドレークといった大人たちを意のままにするためにさまざまな策を講じる。宮崎吾朗監督は、原作を読み、「『人を操る』というのは印象が悪いし、下手すると本当に嫌な子だなと思われる可能性もある」と感じたといい、アニメ化する上では「アーヤが持っている力が、生きていく上でのしたたかさにちゃんと結びついていればいい」と考えた。 「例えば自分に与えられた状況があって、『この人と付き合わなければいけない』などいろいろな制約がある中で、おとなしく我慢してやっていくべきなのかというと、そうではないだろう …
💖 #アーヤと魔女まとめ
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